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宇都宮 里親傷害致死事件 |
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11月3日、栃木県宇都宮市で、養育里親が3歳の女の子を殴って死なせてしまいました。この里親は、韓国で幼稚園教諭を9年間務めたあと、夫とともに5年ほど前、日本に引っ越してきました。2000年2月に里親登録し、昨年12月に男の子(4才)をあずかり、児童相談所のすすめで、さらに今年7月に妹(3才)をあずかりました。ところが、新聞報道によると、子どもがよく泣くことやいうことを聞かないことなどに悩み、殴ってしまったとのことです。女の子は生後すぐに乳児院に入れられ、3歳で委託されるまで乳児院で育ちました。 東京都では、施設偏重の児童養護政策を転換し、「親が育てられない子どもの2割から3割を養育家庭(里親)に委託する」と力を入れ始めました。東京都議会も、「里親制度の充実に関する意見書」を第3回定例都議会で採択いたしました。厚生労働省も、「専門里親」「親族里親」などを創設し、「里親の認定等に関する省令」「里親が行う養育に関する最低基準」の2つの省令を公布し、10月より施行しました。このような追い風が吹いていた矢先に、水をかけるかのような事件が起きました。 しかし、特定の養育者との愛着を作ることが出来ずに「愛着障害」となった子どもの養育が、大変に難しく、虐待につながりかねないということは、多くの里親たちが指摘してきたことです。乳幼児を施設に長期間委託し、愛着障害にして、養育里親が苦労しているのが現状です。 私たち里親は、この事件から目をそらさず、二度このような事件を起こさないためにも、事件について話し合う緊急集会を開催することにいたしました。急な開催で、準備が足りませんが、多くの方に参加いただきたいと願っています。 主 催 東京都養育家庭連絡会、アン基金プロジェクト 会 場 なかのZERO 学習室4 日 時 2002年12月8日(日)午後1時〜5時 会 費 1000円 資料代込み できましたらカンパもお願いします。 申込み 当日会場へ直接おいで下さい。(先着65名) プログラム 第一部 基調報告 星氏(宇都宮市自立援助ホーム) 宇都宮事件について、現地の児童福祉関係者から報告をして頂きます。 基調講演 ヘネシー澄子先生(東京福祉大学) アメリカで長い間経験を積まれたヘネシー先生に、「愛着障害」について お話しいただきます。 第二部 パネルディスカッション「宇都宮里親傷害致死事件を考える」 この事件かなぜ起きたのか、基調報告を受けて、各界の方々で討論いたします。 また、会場の皆様方とも話し合います。 司 会 (未定) パネラー 養育里親 (交渉中) 児童相談所関係者 (交渉中) 児童虐待防止活動関係者 広岡智子(子どもの虐待防止センター理事) 児童福祉施設関係者 星氏(自立援助ホーム) 当日、厚生労働省への要望書の採択を致したいと考えいます。 ※保育はありませんが、どうぞ、子連れでもおいで下さい。 |
2002/9/4 sido