from 99/5/29 カウンタ

ドンキホーテ日記 (最終更新 2002/9/25)


2002/9/25(水) 挨拶文「里親家庭で育つ子どもの尊厳を傷つけないで」をアップ

2002/9/23(月)  掲示板過去ログを作成
養親と里親のおしゃべり掲示板」より、犬猫「里親」に関するログを抜き出し、掲示板過去ログを作成

2002/4/14(日)  犬猫「里親」に関する掲示板を設置
ペットの「里親」に関しては、議論が感情的になりやすいため、じっくりと議論出来る専用掲示板を設置

2001/1/11(木) 読売新聞にて「猫」の里子表記
   2000/01/10  23:08
   米大統領の愛猫、「和平交渉実らず」里子の危機

2001/01/11 読売新聞あて抗議のメールを送付


2000/08/15(火) 岡山県HPにて道路の「里親」

 岡山県HPの平成12年度重点施策別予算のページに道路の「里親」表記

※【新規施策枠】
「おかやまアダプト」モデル事業費   6,000千円
ボランティア活動に意欲を持つ企業・地域住民を里親に認定し,県管理道路の清掃,緑化管理等を委託

ホームページ掲載事項へのお問い合わせページにて、道路の゛里親」を使わないよう、お願いを書き込む。


99年7月28日 STOP!犬猫「里親」 コーナーに対する反響で思うこと
 
犬猫「里親」に対する抗議のページには、賛否両論のメールをいただいています。人間は、他の動物の命を食べなければ生きていけない存在です。しかし、動物愛護も行きすきると、動物植物を食べることができなくなり、人間愛護を忘れ、本末転倒となります。

 人間以外の他の動物の命を守る、動物愛護の精神は立派なものです。自分の子供のように、ペットを育てる方の気持ちもわかります。ただ、ペットに「里親」なる表現を使わないで欲しいとお願いしているだけです。
人間の子供のように大切に思っているのであれば、ペットの「親」と表現すればいいのであって、あえて、「里親」と表現する必要はないと思います。
 私たち里親は、血縁の無い子どもを、必死の思いで育てています。ペットを育てるのとは訳が違います。人間の子どもを、この社会で生きていけるように、社会のためになるように、毎日懸命の思いで育てています。

 里親だけではなく、里親家庭で育つ子どもが、ペットの「里親」なる表現を聞いたときに、どのような気持ちになるか、考えて欲しいと思います。
 今、本人に里子であることを告げる真実告知が大切だといわれるようになりました。子どもには、真実を知る権利があり、産みの親のこと、自分が里親宅に来るようになったいきさつなどを話すことが多くなりました。
 我が家でも、小学校に入るまでには真実告知を済ませたいと考えています。自分が里親家庭で育つことを、子どもなりに受け入れますが、自身が里子であることは、本人も、ずっと意識しているのではないでしょうか。調査結果でも、ほとんどの子どもが育ての親が「里親」であることを知っています。
 その里親家庭で、実の親子以上に親子になろうとしている子どもたちにとって、犬猫の飼い主を「里親」と呼ばれることは、自分も犬猫と同じ立場かと、心に傷を負わせるものです。それでなくても、実親との別離のトラウマを抱えているのに、犬猫扱いをして、さらに心を傷つける行為ではないでしょうか。

 私は、動物愛護に反対しているわけではありません。正しい日本語に戻して、「飼い主」と表現して欲しいとお願いしているだけです。
 人間と動物と、命は平等であると反論される方がいます。そのような方にお聞きしたいです。
 人間と動物を区別しないというのであれば、人間の男性を「牡」、人間の女性を「雌」と呼びますか?
 人間を、1匹、2匹と数えますか?
 人間と動物の子どもが海で溺れているときに、どちらを先に助けますか?


里親会などの抗議 (99/8/2更新)  

97/05/16ペット飼い主探し「里親」名称やめます 「不適切」の指摘に札幌市が決定(画像104KB) 北海道新聞
 札幌市里親会北海道里親会連合会が、札幌市や北海道新聞社などに、ペットの「里親」表現を避けるよう申し入れをした。「動物の飼育と幸薄い子どもの養育が同じ言葉でくくられ、里親と里子に心理的負担を与えている。」
 94年、96年に続き、三度目の抗議をした北海道里親会連合会「ようやく腰を上げたという感じ、見直すなら前進」
札幌市里親会「報道側も使わないよう配慮して欲しい」
動物を守る会「気持ちはわかるが、人間の側に、たかが犬猫だからとの意識があるとすれば、それもおかしな話」
緑の里親クラブ「里親という言葉を使わねばならない必要はなく、みんなで考えてみたい」
97/10/21 「里親」という言葉の使い方についてNHK考査室へ要望(全国里親会
  かねてより問題とされ、本年8月の理事会でも取りあげられました「里親」という言葉の使い方に関して、10月21日渥美会長と海老沢常務理事がNHK考査室に出向き、里親制度について説明し、その正しい使い方について十分御配慮いただきたい旨要望した。

  
99/5/28 調布市自然環境保全計画「どんぐりの里親」で雑木林復活(都政新報)   
・・・「(仮)どんぐりの里親制度」は、市民参加の森づくりを全市的に応援していく制度。・・・特に子どもたちに「どんぐりの里親」になってもらい、各家庭で苗木をそだててもらい・・・。   
99/6/25
調布市自然環境保全計画策定委員会あて、「どんぐりの里親」なる名称を使わないよう手紙を出す。

99/5/29 朝日新聞夕刊 人間図鑑「盲導犬育成に里親役」
「・・・盲導犬候補の子犬を1才まで育てる里親ボランティア「パピーウォーカー」として、昨年5月から今年4月まで、ラブラドルレトリバー種の子犬「タイム」を預かった。・・・」
また、新聞に紹介されたHP「NEC盲導犬支援プログラム」では、「NEC社員よりパピーウォーカー(仔犬里親ボランティア)を募集しました。」との表現も・・・。
99/5/30
NEC社会貢献室に対して、盲導犬飼育ボランティアに「里親」を使わないよう、お願い状をメール。
99/6/ 4
HP「NEC盲導犬支援プログラム」の変更を確認
「パピーウォーカー(仔犬里親ボランティア)」の表現が「パピーウォーカー(仔犬育成ボランティア)」に訂正されていることを確認。
NEC社会貢献室の皆様、素早い対応、ありがとうございました。<m(__)m>
99/6/ 6
NEC社会貢献推進室室長より、「今後は盲導犬育成ボランティアとし、『里親』表現を使わない旨メールがありました。
次は、日本盲導犬協会にお願いしようと思っていたのですが、しばらく様子を見たいと思います。

99/5/19 読売新聞 「空前のペットブーム」ってどこの国? 毎年80万引き命奪われ・・
・・・最近は、不況によるリスト ラなどで、飼い主が失業して余裕がなくなったり、引っ越しを余儀なくされたりして、 ペットを飼えなくなり、保健所などへ持ち込む件数も増えているという。  しかし、持ち込まれても引き取り手は少ない。「一定の期間預かった後は、ほとんど が殺処分される」のが実態だ。このため、東京都動物保護相談センター城南島支所など では「一匹でも助かれば」と“里親”制度を進めている。・・・

99/5/29 東京都知事に対して、99/5/19読売新聞の都の犬猫の“里親”制度の質問状を送付。(回答期限6月中)

99/6/30 東京都より回答がありました。「犬猫の“里親”制度ではなく、犬猫の譲渡」「取材に際し不正確な表現があった可能性もありますので、あらためて職員への周知を徹底していきます。」「貴重なご意見として今後の参考とさせていただきます。」とあり、今後は誤解されるような取材対応は行わないと解釈し、了解しました。
東京都の皆様、丁寧な対応、ありがとうございました。<m(__)m>