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2001/1/11 読売新聞記事に、猫の里子表記


2000/01/10 23:08
米大統領の愛猫、「和平交渉実らず」里子の危機

読売新聞ニュース速報

 【ワシントン10日=坂元隆】「ファースト・ペット」として全米で有名になったクリントン米大統領一家の愛猫「ソックス」が、今月二十日の大統領の任期切れを機に“里子”に出されそうになっている。
 黒と白のぶち猫のソックスは一九九三年、クリントン一家と共にアーカンソー州からホワイトハウス入りし、ファンクラブが結成されるほど国民の人気を集めた。しかし、九七年に大統領が飼い始めたブラックラブラドール犬の「バディ」と折り合いが悪く、バディと顔を合わせると毛を逆立て、一触即発の状態になることがしばしばだった。
 シーワート大統領報道官は中東和平交渉なみに「大統領は任期の最後までソックスとバディの仲介交渉を続ける」と話しているが、大統領は結局、仲介を断念してバディを選んだ模様。ソックスは秘書のベティ・カリー女史に預けられる可能性が濃厚だという。


2001/01/11 読売新聞に抗議のメールを送付

初めまして、「人間」の里親をしているシドと言います。

さて、1/10付けの貴紙では、『米大統領の愛猫、「和平交渉実らず」里子の危機』と、人間に使われるべき「里子」という言葉を、猫に使っています。これは、里親家庭で暮らす子どもたちに対して、大変な侮辱ではないでしょうか?

里親家庭で暮らす子どもたちは、99年度末で、1,687名います。里親家庭で暮らす子どもたちが、この記事を読んだとき、里子である自分たちは、「犬猫」と同じか、との印象を受けるのではないでしょうか。

他の新聞社は、わざわざ「里子」などという言葉は使わずに記事を書いています。人間以外のものに、安易に「里子」という言葉を使う読売新聞の見識を疑います。今後は、人間以外のものに「里親」「里子」という言葉を使わないよう、お願いしたいと思います。