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この調査は、平成15年8月から9月にかけて、全国の里親及び児童養護施設・乳児院に対して行われました。東京養育家庭の会(調査時点では東京都養育家庭連絡会)の会員に対しても、急なお願いをしましたが、たくさんの方が回答くださったと聞いています。
本書は、「児童福祉施設による里親支援に関する調査」と「里親支援を実施している児童福祉施設に対する訪問調査」の二つの調査により報告書がまとめられていす。
アンケートの回収結果は、里親が送付数2023名に対し、1203名の回収(59.5%)と、個人に対する調査としては、かなり大きな回収率となっています。通常の個人アンケートでは3割の回収率で成功と言われていますが、6割もの回収率は、本調査への里親の期待の高さが伺われます。
また、児童養護施設は送付数551で回収率69.3%です。3割もの児童養護施設が、組織として回答しないことを決定したのであれば、残念な気がします。しかし、乳児院は、送付数115で回収率85.7%となっています。それぞれの回収率に、児童福祉施設と里親の温度差が感じられます。
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